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2020.06.13 当院での感染対策② …

なぜ歯医者さんでは歯石除去を先に勧められるのか???News

こんにちは桑鶴歯科医院です。昼間はまだまだ暑いですが、夜は少し涼しい日も。秋が今年は早そうです。

今日は、歯医者さんでは何故、歯石除去(歯周病治療)を先に勧められるのか?というお話です。

口腔内には非常に多量の細菌が常在菌として存在します。虫歯菌や歯周病菌と一概に言えども、その種類たるや・・・。悪性度の高いものTOP3はレッドコンプレックスと呼ばれ、重度の歯周病感染の方は様々な治療だけでなく、その一環として生活習慣の見直し、日々のセルフケアも徹底的に行っていただく必要があります。

そして、口腔内の常在菌が塊になったものをバイオフィルムといいます。

バイオフィルムは、うがい(うがい薬も使っても)だけでは除去できません。

分かりやすく言えば、お風呂・台所などのヌルヌルの汚れと同じです。

これらもバイオフィルムです。タワシなんかでガシガシこすり落としますよね?

では口腔内のバイオフィルムを落とすには何が必要か?そう歯ブラシです。

でも、正しいブラッシングの仕方を知らないまま過ごしていると、バイオフィルムが残ったままになります。そして残ったバイオフィルムは唾液中のカルシウム成分と結合すると歯石に変化していきます。

Leica Picture

薬液で染色すると上のようにバイオフィルムや歯石が赤く染まります。

Leica Picture

こちらも同じ。歯ブラシのあたっている所と、そうでない所が一目瞭然です。

特に、歯ぐきの境目にバイオフィルムが付着したままだと、歯肉が炎症を起こし、いとも簡単に出血します。はじめは歯ぐきだけの炎症の歯肉炎ですが放置すると、歯を支える骨に細菌感染がおき、骨の破壊がはじまる歯周炎となっていきます。

虫歯の治療を行うにも(コンポジットレジンによる治療・被せものの型取りetc)このバイオフィルムや歯石の残存、炎症による歯肉からの出血は本当に厄介者。

Leica Picture 金属の詰め物の下に虫歯が

例えば、こんな歯と歯の間にできた虫歯を詰めるときには、歯の形を作るために、歯と歯の間に薄い器具を挿入します。その挿入するときのちょっとした刺激でジワーッと出血します。出血してきたら術野は血液で汚染されるし、白いレジンは血液で汚れてしまうので、綺麗に歯にレジンを接着させて治療できません。そうなると、レジンは早期に脱落したりなどのトラブルにもなります。

Leica Picture 健全部分は殆ど削らずレジンで充填しています

同じ部位の充填直後(ここから仕上げをします)綺麗に治療するためには

口腔内が清潔であることは、とても大切なんです。歯ぐきがブヨブヨしていると

型が綺麗に取れません。そうなると被せものの適合にも影響してきます。

色んな治療を行う際に影響するだけでなく、予防の観点からも、まず口腔内を清潔にする必要があるため、歯石除去やブラッシング指導があり、患者さんにもご自身の口腔内環境改善の為に,ご家庭でも頑張っていただく必要があるのです。

Leica Picture 術前
Leica Picture 術後
Leica Picture 術前
Leica Picture 術後

歯石除去とPMTC(パウダーメンテナンス)を併用すると、非常にツルツルになりバイオフィルムを綺麗に除去できます。定期的に行うことと、丁寧なブラッシングをしていただく事で、常にツルツルな状態がキープしやすくなるので虫歯や歯周病の予防にもなります。

患者さんそれぞれで、歯周病の程度・ブラッシングレベル・治療への協力度が異なり、それが治療期間にも繋がります。病気の治療を行うのですから、なぜ悪くなっているのか、根本的な原因は何処にあって、なぜそれを改善することが再発を防ぐことになるのか、ご理解いただければ幸いです。

※ただし、お痛みがあり応急処置が必要な場合は、まずその治療を優先します。

とにかく放置が一番いけません。定期的なメンテナンス、早期発見・早期処置を心掛けてくださいね。

 

 

 

 

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