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2024.02.06 スタッフ募集のお知ら…

見えることは大きな力^^ | 倉敷市の歯医者なら桑鶴歯科医院。お口の健康をお手伝いします。News

こんにちは桑鶴歯科医院です。

皆さん根管治療を受けたことがある方も大勢いらっしゃると思います。

虫歯が深くなりすぎて神経への感染を起こしてしまい神経を取り除く場合。

一度神経を取り除いたけれど、根の先に膿が溜まり痛みが出て再治療となった場合。

大きく分けるとこの2つになるのですが、どちらの場合も大事なことは手探りで治療するのか、可視化された環境下で治療するのかによって治癒の成功率が変わってきます。

例えば煙突の清掃をするときに内部のススを綺麗に掃除します。綺麗になったかどうかを確認するためには内部を見ながら清掃しなければ綺麗になったかどうかは分かりません。

根管治療も同じです。根管内部のどこに感染の原因があるのか、虫歯がどこまで及んでいるのか、破折はどこまで走っているか、根管の形や数、色々な事が一人一人患者さんごとに全く違います。それらを目で見て確認する必要があります。

ただし・・・全く異なるのが攻めに行く相手が非常に小さな世界になるということです。根管の太さは直径が髪の毛よりも細い場合もありますし、機械で掘り進んで数ミリに拡大しても、その細く暗いトンネルの内部を目視で確認するのは非常に難しいのです。

しかし根管治療の大きな味方があります。それがマイクロスコープ(顕微鏡)です。

高倍率で非常に明るいライトで根管内部を覗き見できると世界が変わります。古い薬の取り残しやセメント、虫歯の汚染の取り残しがなくなることで感染の原因を叩くことが可能になります。

時折見かける根管内部への破折器具の残留です。やや左に見える白く光るものが破折ファイルです。これを肉眼で見て取り除くのは不可能です。

マイクロスコープを使用すると除去することが出来ます。

※ファイル等器具の破折は起きないように非常に繊細の注意を払いますが根管治療時には偶発的に起きることはあります。破折器具が残留しているから必ずしも感染の原因となるわけではありません。いかに無菌的処置が出来ているかで感染の有無が変わります。しかし理想的には最後に根の先まで薬で充填することが大事なので異物は極力取り除く方が良いです。

最後は根管充填剤を隙間なく根の内部へ満たします。

根管治療は患者さんには見えない所で、審美的に見た目の変化の分かるような治療ではありません。でも、歯を大きく長持ちさせるとても大事な治療です。途中で中断したりすると歯の命にとても影響します。

見えることで根管治療は治る病気に変わっています。皆さんも諦めずに自分の歯を大事にしてあげてください。

 

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